宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

どうしたら除染が進むのか、あらゆる知恵と力の結集が必要です

毎日の寒さと雪の中、除染作業が行われてます。怪我しないでと祈るばかり。福島市は、今年度中に渡利の727戸の除染を実施する予定で補正予算が組まれています。この天候では作業に取り掛かるのは難しいのが実情。 しかも、どんな方法が効果的なのか確立されたものが出ていない中で模索しながらの除染作業を強いられており、自治体も作業員も大変な苦労をしているのではないでしょうか。東電にこの寒さの中で除染をやってみてと言いたくなります。

国が除染のために福島に200人の人員を派遣するというが、その大部分は国直轄で行う事になる年間20ミリシーベルトを超す高線量地区の除染を行うための人員で、市町村が主体で行う地域の支援に、どれだけの人が関われるのかは不透明というのが県の担当課の話。市町村は除染地域を小刻みに設定し、作業を業者に委託する膨大な事務をこなさなければなりません。

定員削減で、国も地方も職員の削減が続いてきたツケが、住み続けられる地域づくりの最大の課題との関係でも障害となってきています。今こそ、県も市町村も人員を増やして、次々と発生する行政ニーズに対応する体制を作る必要があると思います。