宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

12月議会、および2013年度予算編成に関する知事申し入れ。原発ゼロを被災地福島から発信すること、全ての被災者支援、あらゆる線引きを許さず全面賠償の実現などを要望

 本日、12月議会と来年度予算編成についての知事申し入れを行いました。

 12月議会を前に県が明らかにした、県内への自主避難者の支援策については、前進面は評価しつつも、子どもと妊婦に限定したこと、同一市町村内の避難は対象から外したこと、避難時へ遡る適用をしないことなど、多くの問題があるため、改めて見直しを求めました。

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 来年度予算編成については、基本方針として、医療、福祉、教育優先の予算にすること、大型事業の見直し、除染、賠償、健康対策等の財源確保を国に求めること等を要望。

 原発ゼロを福島から全国に発信し、国に政治決断を求めることや、安心してくらせる福島県を取り戻すための、除染、賠償、被災者支援、子どもたちに行き届いた教育ができるよう、30人以下学級の実現等を求めました。

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私からは、比較的線量の高い県北、中通地区などの人が住んでいる所を優先して除染を促進すること、賠償も子どもと妊婦に限定しないで全県民を対象にすべきと求め、除染で出た汚染土壌が積み上げられた庭を、毎日眺めて暮らさなければならない県民のストレスは計り知れず、しっかりした賠償を求めるべきだと強調しました。

福島市渡利の東町内会が、道路の除染をマニュアル通りに高圧洗浄機で除染したところ、作業前の線量が、1.02だったのに作業後は1.6まで上がってしまったとの回覧板が回されていました。お金に糸目を付けない効果的な除染方法の確立は急務なのです。

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 知事の回答は、「詳細に伺ったので、情報を収集して、実現に努めたい」という一言でした。どうやらどの会派に対しても同じ回答らしい。

 県民を守るためには、ひと汗もふた汗もかく政治家としての熱いメッセージが欲しい。