宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

14日、知事がワクチン接種で11月末までの終了を表明。明確な裏付け無しでは無責任。

 14日、知事は定例記者会見で、ワクチン接種について菅首相が11月までに全国民のワクチン接種を終了させると述べたのを受けて、県としても11月までの終了を目指す考えを表明しました。明確な手立てが今ある訳ではないとしつつ、時期だけを示すやり方はこの間の国のやり方の特徴ですが、これをそのまま知事も踏襲した形です。

 問題はいかにしてそれを実現するのか、その手立てを示すことです。福島市では、高齢者の8月予約が2万人もいるのに、市長は7月末までに終了を表明。市民の間に混乱と戸惑いが生まれています。私のご近所の方も、8月に2回目の予約になっているが、7月中に終わるには一旦解約して予約を取り直さなければならず、もしも予約がうまく取れなければ不安だと、解約に踏み切れず迷っているとの話がありました。こういう方は少なくないため、市としての明確な方針を市民にわかり易く示すべきです。

 一般のワクチン接種も同様のことが予測されます。県民、国民が不安なく受けられるように、丁寧な説明とロードマップを示すべきです。