宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

13日、上保原のいちごハウスで夕やけベリー栽培を視察

 県が開発したイチゴの新品種「夕やけベリー」を栽培する上保原の神田さんのいちごハウスを視察。とちおとめ、夕やけベリー二つのハウスを見て試食。夕やけベリーの方が酸味が少なく甘いので、若い人に人気だと言います。県内では未だ実証栽培の段階で全県で3haの面積に留まるため、市民の口には入りにくい状況。県は、来年度は7haと2倍に増やし、県内のいちご生産面積約100haの1割、10haを目指す方針です。神田さんによれば、夕やけベリーは栽培費用も少なく生産者によるばらつきも少ないので、ほぼ同じ収穫量のとちおとめと比較しても栽培しやすい品種だとのことです。

 地栽培ではなく高架式栽培は、体への負担も少なく高齢化しても栽培を続けられると言います。栽培床はヤシ殻を使用したもので、業者は5年程度で交換したほうが良いと言うが、交換しない方が多く収穫できたので、10年以上は使用できるようです。

 人間の手ではとても受粉作業はやり切れず、温かいハウスの中ではミツバチが飛び交い受粉を助けていました。