宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

共育ちシンポに350人。福島で起きたことは何だったのか、県民はどう生きているのか皆で学び合い発信しようと確認

 9日午後、県教育会館で子育てにかかわる人たちが集まって、共育ちシンポが開かれました。シンポ実行委員会と教育子育て9条の会の共催。

 福島からの訴えをした4人の発言、分けても双葉町被災し、母親が避難途中で亡くなったという高校生の発言は会場に感動を呼びました。

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 市川小児科医の問題提起は、現在の低線量は健康に及ぼす影響は極めて低いこと、しかし受ける線量を低減するための努力が大事で、県内の小児科医会がアピールを発表した事を報告。

 シンポは、教育者だけでなく、元国立市長の上原公子さんもパネリストになり、全国の脱原発に賛同する首長が78人に上っている事を報告。首長が自らの立場を表明することはなかなか大変なこと、78人がその重圧をはねのけて態度を明らかにした事は大きな変化の表れだと強調。

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 教育者の皆さんは、子どもに政策決定権が無い下で、大人が自分で行動し、魅力ある大人としてこどもに信頼されるよう努力しよう、魅力的な大人が周りに沢山いることが子どもたちの希望になると話しました。

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シンポジウム、左は田中孝彦さん、境野健児さん、上原公子さん、三上満さん

 会場からの発言も積極的で、実り深い集会となりました。

 この集会の後、原発に怒っているある読者を訪ねて、新しい仲間に加わっていただきました。この方曰く、「何でもっと早く決断しなかったのか、今が潮時だと思っていました」と話してくれました。こんな思いを持っている人は沢山いるはず。