宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

野口邦和先生を講師に、除染仮置き場を考える学習会

 13日夜、県北地方の復興支援共同センター主催の学習会が開かれました。日本大学の野口邦和先生が講演。

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この中で先生が特に強調したのは、比較的線量の高い県北地域の除染を早く実施させることです。内部被ばくも外部被ばくも及ぼす影響は同じであり、食事からの内部被ばくはこの間の様々な検査からも大きくないことが分かってきている事。むしろ外部からの被曝が今は最も大きい事を示し、だからこそ、除染を早期に実施すべきであり、国は避難地域しかやらないで、後は市町村に任せているが、人が住み生活している所こそ優先して除染すべきだと思うと述べました。

 これは非常に大事な指摘だと思います。低線量でも被曝し続けている福島市民の不安を解消することは、政治の大問題だからです。私は、最も不安が大きい子どもと妊婦のいる世帯を優先して除染化すべきだと考えて、県議会でもそうした提起をしています。面的にやらなければ効果が無いのではないかと言う意見もあります。

 しかし、少しでも日々の生活空間の線量を提言できれば、不安の解消につながるし、ここで頑張っていこうという希望もわいてくるのではないでしょうか。