宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

16日から2月定例県議会が開会。連日代表質問の聞き取りが行われています。賠償問題を詰めている中で、復興住宅の家賃賠償が2017年3月までであることが分かりました。合間に大事な人たちが亡くなり通夜に通う日々。

 16日に2月定例県議会が開会しました。知事の提案理由の説明では、新年度は福島、浜通り復興のエンジンとしてイノベーションコースト構想を位置づけ、福島からチャレンジしようと呼びかけ、引き続き大規模な拠点事業に多額の予算が組み込まれています。。12万人の避難者がいる深刻な状況に対しては、見回りする支援相談員を200人から400人に増員するものの、自主避難者や、避難解除された地域住民への支援については、具体的な事業は見えません。

 去年の米価下落で大打撃を受けた稲作農家に対して、種もみの補助を行う計画ですが、3分のⅠで総額3億円程度に留まります。

 25日の代表質問の当局の聞き取りが続いています。当局のやり取りの中で、避難区域の家賃賠償は、2017年3月までしかないことが分かりました。高橋ちづ子議員が借り上げ住宅をみなし公営住宅にする問題で、大臣が可能と答弁したので、県にもその対応を求めようと思っています。その中で、借り上げをみなし公営住宅にした段階で、災害救助法の適用から外れるため家賃が生じますが、家賃賠償に期限があるとなるとその先どうするのかが問題になってきます。

いずれにしても、避難の長期化は避けられない以上、賠償期間の延長をはじめとして、避難者の様々な選択に応えうる仕組みを新たに作るしかないのです。

 合間に通夜が通いの日々です。大森地区の重鎮、黒沢喜多夫さんが亡くなられ、続いて平野の後藤孝一さんが急逝され驚いてしまいました。1月には桑折の岡崎勝男さんも亡くなるなど、お世話になった方々が次々に折られなくなるのは本当に悲しいことです。