宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

2日、企画調整部審査。原発事故対策は、仙台高裁判決を踏まえた対応を

 2日は、企画調整部の審査。伝承館の運営について、仙台高裁判決は国と東電の責任を認めただけでなく、特に国が規制機関の役割を果たさなかったことを厳しく指摘したことを紹介。国が東電をおもんばかって安全対策を命じなかったことは違法としました。語り部のマニュアルで含めないことの中の批判の部分は削除を求めましたが、一方的な批判はしないよう求めているとの繰り返し。被害者がその立場で語るのは当然なのに、一方的な話を禁じるのは不当です。

 Jヴィレッジの除染と除去土壌の再生利用、指定廃棄物の扱いについて、東電から報告を受けながらなぜ2年間も放置したのか、除染ではなく原状回復工事にしたのか質しましたが、明確な答弁はありません。県がJヴィレッジの復興再生計画で徹底した除染と放射線の情報公開を掲げていたことと、実際の対応には大きな乖離があると指摘、すべてを公開することで、県民の不安解消、信頼回復に努めるべきと求めました。