宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

政調会2日目、生環部、危機管理部、土木部から聴き取り

 環境部では、富岡町の特定廃棄物処分場エコテックが今年度11月で埋め立てが完了するとの説明。容量に余裕はあるが地元との関係で今年で完了の予定とのこと。帰還困難区域の除染が今後も継続することから、新たに発生する廃棄物処理に対応できるよにすべきと求めました。

 病院局では、昨年改築された矢吹の県立病院について、児童思春期外来の待ち期間が依然として4から5か月あるとの報告。専門医の確保の取り組み強化を求めました。

 危機管理部では、汚染水海洋放出について、東電が広域遮水壁を効果なしと結論付けたことについて、地質の専門家は新たな科学的知見に基づく検討結果なのかに疑問を呈していることを紹介し、科学に基づき誰もが納得できる方法を引き続き検討するよう県としては求めるべきだと指摘しました。

 避難区域について、国が帰還困難区域の除染を進める方針について町が地域計画をつくることが前提としている点で聴くと、町が帰還希望者を網羅できる地域指定を行うことで帰還希望者が除染から除かれる心配はないと述べました。また、賠償指針の第5次

追補に基づき間もなく東電が賠償方針を示すことになるため、会津地区が排除されないよう引き続き取り組みの強化を求めるとともに、かつて県が独自に給付金を支給したような対応も含め検討すべきと求めました。

 土木部では、小名浜港カーボンニュートラルポートにするため、これから計画策定するとの説明。これまでにかけた経費が既に1300億円を超えており、新たな投資は課題とならないようにすべきだと求めました。