宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

マイナンバーカードで保険証代わり。医療現場は大変。

 19日、いつも通っているクリニックに行くと、保険証に代わるマイナンバーカード対応の読みとり機械が受付に置かれていました。設置が義務付けられたため置いているが、マイナカードで受診する人は極僅かとのこと。高齢者が多い医療機関の窓口でマイナカードが義務化されたら混乱は避けられないと危機感を募らせています。暗証番号を忘れる人もいれば顔認証の確認が必要に、本人がカード利用で受診することを認めるかどうかは本人次第。事務職員が決めることはできません。診察の段階で本人意思が確認されることとなり、本人がカード利用を認めなければ来年からは6点、60円が加算されることに。こんなバカげた制度がなぜ強行されるのか理解に苦しむ、何としてもやめてほしいと訴えられました。

 こうした混乱は、介護施設ではより深刻でしょう。利用者が医療を受ける場合にマイナカードが必要ですが、自己管理はほぼ不可能に近く施設職員が管理するしかありません。現在も保険証は施設外就労管理しています。かーどになると暗証番号が必要ですが、これも施設が管理することから暗証番号の意味を持たなくなってしまい、個人情報がダダ洩れになりかねません。

 こんな不便なものを何のために活用させようとするのでしようか。全ての国民の個人情報を管理し、税の徴収、健康状態などを把握し戦争協力体制を作りたい思惑が透けて見えてきます。