宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

22日、福島市夜間中学を祝う会。前川喜平元文部事務次官が講演

 22日、福島市で今年4月に開設した夜間中学を祝う会が開かれ<岩渕友参院議員、村谷由真国子市議とともに出席。県内はもとより全国から多くの関係者が集まり10年来の取り組みの実現を祝いました。私も何度か質問で取り上げ実現を求めてきた立場から、福島市立4中の天神校として開校したことを喜び合いました。祝う会には党派を超えて国会議員、県議、市議も出席しました。開校に至るまでには、夜間中学をつくる会の請願が何度か不採択になる経過もありましたが、行政が方針を決めると当然のような態度をとることに違和感を覚えながらも、大きな前進は菅家制すべきことです。

 福島市の自主夜間中学にも自主的にかかわり支援された前川元文部事務次官が記念講演、個人的には必要だと感じていたが文科省は夜間中学には否定的だったこと、国会に夜間中学の議員連盟が出来たことが政策の方向を変える契機になったと紹介しました。自ら夜間中学に関わる中で、学ぶ意欲の強さに感銘を受けた。全国では不登校が30万人を超え、学校が苦痛の場になっているのに対し、夜間中学は本当に学びたい人が通ってくる素晴らしい学校であり、この存在がこれからの公教育にも影響を及ぼすだろうと期待を述べました。

 10年来一人の思いから運動をはじめ、夜間中学を実現させた大谷一代さんに花束が贈られました。

前川さんは8月18日に福島県9条の会の集会で記念講演します。