宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

25日飯舘村民が住む仮設で何でも相談会 26日餅つき大会

 25日の午後から、雪の中、松川町にある飯舘村民が住む仮設住宅で福島地区復興共同センター主催の何でも相談会が開かれ参加しました。事前にまかれたチラシを見て集会所に一杯の人が参加。相談もさることながらみんなが集まっておしゃべりするだけでも楽しいらしく、あっちでもこっちでも話し合いの輪ができていました。

 

 私がお話を伺った人は、息子夫婦、障がい者の娘と一緒に暮らしていたのに、原発事故で親子が離れ離れになってしまい、現在は娘との二人暮らし。東電からの賠償金は息子の口座に入るので息子から生活費がなくなると貰っていると言います。お金のことは親子でも言い出しにくく気遣いしながらの生活。でも自分の口座にしてくれと言ったとたんに後は自分で何でもやってと言われそうで口に出せないとのこと。一緒に生活していれば何でもなかった親子の関係が、微妙にずれてきていると言います。

 

 別の方は、仮払金だけでは生活できなくなって、本請求したが精神的損害の額も納得できないし、牛にえさやりに通った交通費も認められないと言われた。納得できないままに請求書に判を押して出してしまったが、どう考えたらいいのかとの事でした。再請求できないということではないことを伝えながら、倉持弁護士さんにも意見を聞いてくださいと回しました。しばらく弁護士さんと話されていて、晴れ晴れとした表情で帰って行かれました。

 

 皆さん日中時間があるので、村で田畑を耕していたようにここでも畑作業をやりたいとの要望が沢山出されました。冬でもハウスで青物野菜を作っていて、野菜を買った事がなかった。今の野菜の値上がりに驚いて買うこともできず我慢していますとのこと。そこに同席していた松川町共産党後援会の佐藤文雄さんが、家にあいてる農地が沢山あるので是非使ってほしいとの話があり喜んでいました。

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26日、第3学区後援会が餅つき大会がありました。納豆餅と汁餅をいただきました。参加されて皆さんから様々なご意見、ご要望を聞かせていたたくことができ、有意義な集会となりました。放射能が不安という方から、各家庭に放射線線量計を配ってほしいとの要望がありました。県は、警戒区域の見直しで帰る世帯には各戸に線量計を配布する予算を計上しました。絶えず低線量に晒されている中通地区の市民にこそ線量計を配るべきで、しっかり要求しますと応えました。

 

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