宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

12日、新規感染者が230人と危機的状況でも質疑もなく緊張感が感じられない臨時県議会

 12日、臨時県議会が開かれました。内容は蔓延防止等重点措置の本県への適用を踏まえ、事業者への協力金、一時金の補正予算134億円を審議し全会一致で議決しただけ。県内の感染状況は初めて200人を大きく超え230人と、危機的状況を示しているにもかかわらず、質疑もさせない議会運営には怒りを覚えます。病床使用率が8割を超え、昨日までに自宅で入院調整を待っている人が300人を超えており、ここに新たに230人の感染者が加われば、自宅待機者が相当増加することは避けられません。無症状感染者が急変した事例は全国的に報告されており、自宅にいることは命の危険を伴うのです。

 しかし、知事の提案説明も危機感は薄く、詳しい状況説明もなければ対策も事業者支援だけというもの。当局、議会共に緊張感が感じられないまま3時には閉会。知事の閉会あいさつは、感染拡大の防止と地域経済を守るため県民に協力を求めましたが、今県民の命を守るために県政としてあらゆる対策を講じる決意は示されませんでした。

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