宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

19日、気候危機学習会。CО2削減に人類の生存がかかっている

 19日、元気象庁の筑波気象研究所で研究活動をされていた佐藤康夫さんを講師に気候危機の学習会が開かれました。共産党が気候危機打開の2030戦略を発表した時に、是非学習会の講師を引き受け位欲しいと話していたので、その機会ができて本当に良かった。Co2削減は人類の死活に関わる問題。IPCC報告を中心にして、気象研究者らしく、なぜCО2が増えると温暖化が進むのはのメカニズムをわかり易く解明さてくれました。分かったつもりでCО2削減をと言ってきましたが、その理由が科学的に解明されてもっと確信が持てるようになりました。

 要は、太陽の光で暖められた地球が赤外線を出して冷やす。それにCО2など微量ガスの存在により地球の気温のバランスが維持できている。CО2が増えると地球が布団を着た状態になり赤外線が放出しにくくなり、地球を冷やす効果が減少し温暖化になると言います。産業革命以前のCО2は280PPmでほぼ一定していたが、産業革命でCО2の排出量が大きく増加してしまったため、このバランスが崩れ温暖化が進んでいる。異常気象とCО2の排出量には相関関係にあり、総排出量の削減が人類的課題となっていると指摘。どうやって削減するかは、政治と経済の課題と指摘しました。

 共産党の2030戦略は、こうした科学者の解明を真摯に受け止め、政治が何をすべきかを明らかにしたものです。次は、政治と経済分野で取り組むべき課題をみんなで学習したい。