宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

6日、中間貯蔵施設の除去土壌、国は首都圏に試験的搬入を検討が判明

 2045年までに大熊、双葉両町の中間貯蔵貯蔵施設に保管されている除染の除去土壌を県外に搬出することが法律自項となっていますが、国はその搬出先を模索しており、埼玉県の所沢市新宿御苑つくば市等が試験的搬入の候補地となっていると報道されました。県内の中間貯蔵施設には1300万㎥を超える除染の除去土壌が保管されており、国は首都圏の3か所にどれだけの量を運び込もうとしているのかは不明ですが、花壇や芝生の一部に利用するとしています。

 県内では二本松市南相馬市で公共事業に活用する実証事業が、住民の反対で中止に追い込まれた経過があり、首都圏の住民が受け入れを認めるかどうかは分かりません。飯舘村の帰還困難区域内特定復興再生拠点で、村は苦渋の決断として農地の再生事業用地の埋め立てに、除去土壌が30数万㎥活用されたのがこれまでで唯一住民が認めてきたものです。