宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

復興加速化、風評被害対策特別委員会。被災者置き去りにしない対策を求めました。国連防災会議関連事業の原発事故災害のワークショップに参加。被災者に寄り添った支援が強調されました。

 

 特別委員会では、被災者、被災地支援、避難区域の将来像の議論が始まっていることなどが報告されました。私から、復興公営住宅にも入れない行き場のない避難者が生まれている実態を示し、安心して暮らせる住まいの確保は復興の大前提と指摘し、県の対応を求めました。しかし、自民党議員からはいつまでそんな議論をしているのかとの発言が出されるなど、議会も被災者を置き去りにしようとしていることは重大です。

 そのあと国連防災会議の関連事業として行われている原発災害関連の、福島の復興と被災者の再建に向けてのワークショップに参加。ここで強調されたのは、復興とは被災者の生活を再建することこそが土台でなければならないということでした。会場から被災者の人間らしい生活の回復とはどういうことを意味するのかとの質問が。コーディネーターの福大の丹波史紀先生が、「私はこれから家に帰って子供に夕食を作らなければならないが、そういう当たり前のことができるようになることではないでしょうか」と答えていたのは非常に分かり易くて面白かった。

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写真は、除染について報告する東京工大の村山教授。f:id:m-sizue:20150318090600j:plain