宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

:県の復興共同センターが福島地元で2度目の国、東電交渉。東電の賠償担当者から、避難地域外の住民には、精神的損害には事故との相当因果関係はないとの暴言が飛び出し、会場が怒りに包まれ騒然となる場面も

 県の復興共同センターが、地元に国、東電関係者を呼んで2度目の集団交渉を行い、120人が参加しました。国も東電も何を言ってものれんに腕押しで、さっぱり埒があきません。

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 中でも参加者を怒らせたのが、東電の賠償担当者の発言です。子どもチームの面々が、子どもを外で遊ばせられないでいる現状など、放射能への不安が子どもたちの生活を制約している状況を切々と訴えているのに、その実情が原発事故との相当因果関係があるとは言えないといきなり言ったのです。たちまち会場は怒りに包まれ、何を言うのかと騒然となりました。しかし、どんなになじられても、撤回はできませんと頑張るので、火に油を注ぐようなもの。毎日放射能の不安と闘っているこの気持ちがどうしてわからないのか、原発事故さえなかったら、こんな心配は一切しなくて済んだのにと泣き出す人も出るほど、酷いものでした。

 この場面を同席してみていた文科省の紛争審査会の担当者は、さすがに東電の発言には違和感を感じると言わざるを得ませんでした。

 国、東電を同席させたことは、いずれも加害者ながらとりわけ東電の対応の酷さを実感してもらう点ではよかったと思いました。

 私は、紛争審査会が、現地を見るというが、避難地域だけでなく避難指示区域外の住民からももっと意見を聴く機会を作るべきと求めました。

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今日の交渉には、国会から高橋ちづ子、宮本たけし両議員が参加して、福島の参加者を励ますとともに、国、東電をいさめる場面も多々ありました。