宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島市が500mメッシュで線量調査した地図を回覧。平均値では大波は0.30、渡利、立子山地区は0,24μシーベルト。モニタリングポストの撤去は許されない。

福島市は毎年500mメッシュで市内の線量調査を行い全戸に地図を配布してきました。今年は全戸配布はなく地図が回覧板で回され周知する方法にかわりました。市内全域の平均は0.17μシーベルト、支所管内の平均値で最高は大波の0.30、次いで渡利、立子山が0.24μシーベルトです。平均でも0.23を超える地区のモニタリングポストのうち、0.23以下は撤去する規制庁の方針がいかに実態に合わないかはこの数値を見ても明らかではないでしょうか。

ちなみに、各支所管内を少し丁寧にみると、測定箇所の中で0.23を超えた箇所数は大波で96か所のうち69箇所で72%、同じく立子山は63%、渡利37%となっています。規制庁がモニタリングを設置した個所は、子どもが1日の一定時間生活する保育所や公園なので丁寧な除染が繰り返し行われてきた所。子どもを含めて市民がい居住する所のフォローアップ除染は大波でようやく開始されたばかりで実質これからという状況からも、国が科学的判断を言うならこうした科学的調査をもっと参考にするべきです。