30日、大橋県議、伊達市議団阿部裕美子さんらとともに伊達市の凍霜害調査を行いました。霊山町掛田の桃農家は、畑や品種によって被害が全く異なる。同じ品種でも木の下部の枝には殆ど実が付いていません。このお宅では6割位の被害だとのこと。収入保険に入っていたが、補償が少ない割に掛け金負担が大きいため、止めてしまった。また入ることは考えていないと言います。
掛田の柿木の被害の畑は、葉が茂らずまるで枯れ木のような感じ。親の後を引き継ぎ丹精込めて手入れしている畑がほぼ全滅状態。
梁川町五十沢地区のあんぽ柿生産農家の柿木やあんず、桃畑を調査。あんぽ柿の原料の平種柿は、木の一部に青葉が少し茂っているものの、殆どの木には小さな葉がし茂っておらず、実は付かないと言います。甘くおいしい柿を生産するため、様々な工夫を凝らし高い品質評価を受けてきた。この状態では手入れする気力もわかないと。阿武隈川沿いの柿、桃の畑もほぼ全滅状態。桃の葉が余りに青々しているのは、実が付かない分はに栄養が行くためだとは皮肉です。 防霜ファンをつけた畑は被害を免れたが、新たな設備投資の気力も資金もいまではなくなっている農家が大部分だと。あんぽ柿の産地の維持自体が危機に立たされています。
調査の帰りに梁川町の工業団地内に(株)ログが計画している廃プラ発電用地を視察。梁川町内からは反対の署名が1万人近く集まり、市議会の常任委員会でも反対の請願が採択される見通しとのこと。住民の反対を押し切って進めることは許されません。