宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

23日、不透明な福島医大理事長選出について、自由で開かれた福島医大を願い関係者から話を伺いました。

 福島県医大の理事長選出について、医大の職員による意向投票が行われ、現職理事長に対し、対抗馬の紺野氏が2倍近い得票数を得たにもかかわらず、選考会議は現職の竹之下理事長の再選を決定したため、医大関係者のみならず広く県民から疑問の声が出されていました。医大の職員から県議会議員全員に話を聴いてほしいとの要望が出されたため、県議団としてお話を伺いました。

 今回の選考会議の決定は規定違反とは言えなくても納得できない職員が多い。規定の見直しも含め、職員の意向が反映できるような選考規定に見直すべきとの意見でした。今回の選考のやり方がおかしいとみんなが思っていても、声を上げられない職員が多いのだと言います。自由で開かれた医大にしたいという職員の気持ちは当然のこと。今回の福島医大の問題で、学生の間からも福島医大出身と恥ずかしくて言えない、福島医大に来たいと言う若者がいなくなってしまうのではないかと危惧しているなど、医大の将来にもかかわる深刻な事態となっていることが良く分かりました。全国から見ても福島県医師不足は深刻なのに、経営体制が民主的でなくワンマンでは医師確保にも障害となるのは必至と医療の現場では危機感を募らせていると言います。党県議団は知事申し入れでも、県が設置者として県民に開かれた医大となるよう、選考会議議事録開示など透明性の確保を求めました。