宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

30日の朝宣伝、汚染水海洋放出は市民を分断がくっきり。科学的に安全かではなく、公害防止の原則に則った対策を

 30日、駅前で定例の朝宣伝をしていたら、通りがかりの人が、「科学的に心配ないと言ってる。あんたらがそういう宣伝をやるから嫌がらせ電話が来るんだ」と一しきり怒鳴り声をあげて行きました。政府が漁業者との約束を破り、勝手に海洋放出を強行したことこそが大問題なのに、それを批判する私たちが批判にさらされる本末転倒のことが起きています。汚染水海洋放出は、国民、世界の人の分断も招いているのです。約束違反の海洋放出は中止することです。

 国は、IAEAの科学的には国際基準に照らして安全との報告を金科玉条のごとくに根拠とし、安全性を強調しています。しかし、トリチウム放射性物質であり海洋放出で海洋汚染を引き起こすことは変わりません。公害問題の一環であるとの位置づけで問題に取り組む必要があると運動家は指摘しているのは当然のことです。公害対策の原則①予防措置で限りなくゼロに近づける②排出は発生源で止める③有害物質は濃度でなく総量で規制する。この3点に照らしても、汚染水海洋放出がいかに原則から外れているかは明瞭です。