6月10日、蓬莱後援会が実施した地区内170箇所の線量測定に基づいて、今年度の除染計画に入らないところにも、ホットスポットがあることなどから、除染の促進を求める要望書を提出しました。
地図化された結果を見ると、あぶくま川に近い田沢地区が明らかに高いことが分かります。福島市は、今年度田沢地区は除染を行う予定ですが、田沢に限らず高い所があちこちに点在しており、蓬莱全体を今年度の計画に組み込んでほしい、個人的に行ったものについても、費用負担してほしいと要望しました。
福島市は、業者の確保がネックになってきており、国直轄の除染も始まったので、なおさら業者の取り合いになりつつあると話しています。県に同じ問題を提起したところ、県の担当者は除染の業者への発注は進んできているとの認識でした。発注はされたものの、実際の除染は進まないというのが、この間の経過でも明らかですから、作業員の確保は重要な課題です。
仮置き場の設置では、福島市は放射線を遮断するコンクリートボックス型を考えているが、国がお金がかかるからと、交付金支出を認めない問題があることも分かりました。現地が最も住民合意が得られやすい方法を考えてやろうとするときに、国が足引っ張りをしないで、お金を出してほしいとの要望も出されました。
本来、国が責任を持って行うべき事業なのに、市町村に丸投げし、あれこれと条件を付けて除染を遅らせることは許されないと思います。
福島市の富田政策推進部長に要望書を提出
県の除染対策課にも要望書を提出