宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

22日、代表質問。知事は汚染水海洋放出反対言わず、給食費無償化にも冷たい答弁。

 22日、共産党の代表質問に立ちました。知事には、県民が理解も納得もしていない原発汚染水の海洋放出には明確に反対を表示するよう求めましたが、国に丁寧な説明と風評対策をと言うだけで、反対の表明はありません。県民の理解は重要と言いつつ、県民が理解したとはどのような状況を指すのかと聴いても、まともな回答ができません。海洋放出するしかないと考えているからです。隣の宮城県知事は、県漁連が反対していることを理由に、知事としても反対だと述べて、海洋放出以外の方法を検討するよう求めているのとは対照的。いよいよ知事選挙、汚染水を流させない7県民の立場に立つ県知事を選ぶときです。

  汚染水に含まれるトリチウム以外の63の放射性核種について、各種事のベクレル総量を明らかにさせるべきと求めたのに対して、県も実測定して明確にするよう求めていると答弁しました。

 コロナ感染症対策でも、全数把握を止める国の方針に追随、国の方針がそうなりましたとの答弁には驚きました。それでは県民の命も健康も守れないから全数の詳細把握を継続するべきと質したのに、そうなりますだけしか答えないというのは、いかにも不誠実で、県民不在と言わざるを得ません。この点でも、県民の命と健康を守れる県政の実現が必要です。

 物価高騰対策で、子育て世帯の経済的負担の軽減拡充を知事に求めましたが、これまでやってきたことを羅列するだけで、新たな対策は見えてきません。教育長には、県内市町村の75%が何らかの補助を実施している下で、県が憲法に基づき学校給食費の無償化に踏み出すべきと質しましたが、これに否定的な答弁です。人口減少対策言うなら、何よりも給食費の無償化で県民生活を支援し、子ともたちの豊かな教育環境を整備すべきなのです。