8日、福島市内の西方部住民等が先達山メガソーラー発電のはげ山の災害対策、県道フルーツライン天戸橋改良工事の促進、タクシー代の補助制度の創設等を求める要望書を提出し懇談しました。
先達山のメガソーラー設備のために吾妻山の木が伐採されはげ山がどんどん大きくなっていることに、多くの福島市民が心を痛めています。福島市は8月末にノーモアメガソーラー宣言を行いましたが、林地開発許可を出した県の森林保全課は、法律上は申請が出され問題が無ければ許可しなければならない建付けになっているとして、林地開発までいかないうちの何らかの規制が無ければ難しいと述べています。県として、メガ発電設備による環境破壊を防止するため実効性のある対策が必要という点では一致します。福島の観光のシンボルでもある吾妻山の環境保全、景観保護は、県にとっても重要な課題であり、福島市任せでなく県が積極的に関わっていくべきです。
フルーツラインの改良工事が中々進まない問題では、天戸橋の橋げた3つのうち1つが完成、来年度から残り二つの工事に着手、同時並行で両側の道路改良も進める計画との説明ですが、完成年度は不明としています。幅員が狭いため大型車同士が交差できません。冬期間は路肩から転落する車があるり、早期の改良を求めました。展覧防止にはガードレールが設置される設計です。
タクシー代補助の創設について、県は広域行政機関として自治体をまたぐバス路線の補助、鉄道維持の補助を行っており、タクシー代は市町村で検討して欲しいというのが本音としつつ、国が来年度交通不便地域の実態調査を行う計画なのでその動向も見極めたいと答えました。県への要望を踏まえ、福島市にも要望することにしました。