宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

12日、あづま開パに設置したメガソーラーによる周辺の被害を調査

 12日、新妻開パに設置され間もなく営業開始予定のメガソウラ―設備によると思われる周辺への被害について佐々木ゆう市議とともに地元の案内で現地調査を行いました。6月、7月の降雨で既に設備の一部が壊れたり、雨水が調整池だけでなく土手を流れ落ちて林道が削られたりと随所に被害箇所が見受けられます。地元が管理するワサビ田にも泥流が流れ込み茎が流されたり、根が傷つき出荷できなくなるなどの被害が出ています。8月の集中豪雨による被災もあると思われます。

 メガソーラー設置個所が広大で開パ用地内の何か所に分かれており、林業管理事務所は間伐も行っているため、どちらの影響によるものかの特定が困難になっています。ここに、ソーラーシェアリング事業が加わることになれば、被害が発生しても因果関係を証明することはもっと困難になります。福島市の肝いりで県内初の農山漁村再生可能エネルギ法に基づく開発事業で取り組まれてきたものですが、大規模林地開発により営業開始前から大雨被害が発生しているわけで、大規模林地開発の危険性を改めて示しています。 8月の豪雨で被害を受けた二本松市岩代町の林地開発面積の10倍の規模となるあづま開パ用地でのメガソーラー発電が、今後下流の鍛冶屋川流域に大きな被害をもたらすのではないかと、地元の人たちは不安を抱えています。 林地開発の在り方を早急に見直すべきです。

 

 

あづま開パの景観はすっかり変わってしまい、遠くに福島の市街地が見えるようになりました。