東電の廃炉作業に関わり、昨年10月、今月7日と相次いで人為的ミスによる被ばくや汚染水漏れの事故が起きていることについて、東電に原因の究明、再発防止対策を求めるとともに、廃炉作業に東電が責任を負う体制を構築し、廃炉作業の信頼回復を図ること、ALPS処理水海洋放出は中止することを求めました。昨年と今回の事故はいずれも高濃度の汚染水をALPS処理する前の段階の作業中に発生しており、事態は深刻に受け止めるべきです。特に今月漏れだした汚染水は一次処理作業の段階のもので、放射性セシウムとストロンチウムを吸着除去し放射性物質は1万分の1まで低減する作業中に起きたものです。
東電復興本社.復興推進室の石井副室長が対応、謝罪と再発防止に取り組む方針を示しました。現在福島第1原発の廃炉作業には1日平均4000人から4500人が携わっていますが、東電社員は1200人です。柏崎刈羽の再稼働が優先されているのではないのかと指摘し、安全な廃炉作業を確実に行う事こそ東電が優先して取れ組むよう求めました。