宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

28日、避難地域復興、産業振興特別委員会が参考人招致で、山良太福大教授が意見陳述。原発事故で福島県は条件不利地域にされた。

 28日、避難地域の復興と産業振興について調査する特別委員会で参考人招致を行い、福大の小山良太教授が意見陳述しました。本県農業は原発事故前は先進地だったが、原発事故により後発地域と同様の扱いにされる条件不利地域になってしまった。農業も漁業も多品種が収穫される特徴を備えている。産地形成が困難になった代わりに、多品種があることをむしろ強みに変えて特徴ある地域形成に取り組むべきと述べました。米や畜産物など保存できる農産物は低価格が固定化、不利な条件は原発事故によるものであり、価格も低い水準で固定化していることから、それをカバーする支援が必要と指摘、価格保証、所得補償を行うとともに、アグロエコロジーの推進で特色ある産地づくりも検討すべきとしました。

福大もF-REIの研究に関わることになったが、農業分野では、極端な気候変動にいかに対応するのかの研究に取り組みたいと述べました。

食料安保について、豆も小麦も世界市場価格が高騰しており、輸入するよりも国内生産のほうが安くになるとの試算も出ている。自給率を高める必要があると指摘。