6.3全国公害総行動が取り組まれ、全国の公害反対運動を取り組んでいる団体が集結し、霞が関の昼デモ、政府、東電交渉を行い福島県内各地から大型バスで参加しました。
政府交渉には東電も同席させ、国と東電を相手に4時間近くにわたり福島切捨てを進める姿勢を厳しく批判。福島の被害の実態を現地に来てつぶさに見よと迫りました。
国も東電も口をそろえて5月に出された自民党の第五次提言を踏まえて検討していると回答したのには、一同怒り心頭。国や東電は自民党の言うことを聞くのか、被災県民の声を聴くのかどっちなのかと声を荒げて迫る場面が度々でした。
避難解除も、賠償も一律に決められる状況にはない福島の実態を告発。国は、住民の意見を聞いて判断すると述べるものの、具体的な中身に触れた回答は一切ありません。
自主避難者への住宅提供の終了についても、内閣府の担当者は福島県が自主的に判断すべきものだが、現在までに県から正式な協議の文書は上がっていないと形式的な発言を行いました。私が 県内自主避難者への住宅家賃負担でも、国が認めようとしなかった経過をあげて、問題は国にあると指摘すると、会場からもそうだの声が一斉に上がりました。自民党の提言は文字通り福島の事故も被害も終わったことにする福島切捨てそのものです。この通りの政府方針を作らせない為に、県民が一致団結して声を上げる必要があります。
福島第二原発4基の廃炉について、東電は「国のエネルギー計画は無視できない」と述べ、あたかも第二の4基は国が運転を考えているかのような発言を行ったので、ここでも会場は騒然となりました。早川代表は「第二の4基を廃炉に市内なら私たちは戻れないということだ」と語気を荒げて東電と国に迫りました。
写真下の発言者は、須賀川の松川さん。