宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

県立高教組の大会に参加

 大雪の中全県からの参加で県立高教組大会が開かれ、共産党を代表して参加しました。始まる前に少し県労連議長、日高教委員長さんと懇談、福島県から県外に避難しているこどもたちが1万4000人を超え、高校生も2000人近くに上る県教委の調査にそんなになりますかと福島県の依然として深刻な避難の現状に驚かれていました。

 大会資料の中に、現場の先生の手記があり、子どもとの日常会話の様子が書かれていました。「福島県は人口増えないよね、私たち子供産めないかもしれないから」普段あまり口にしないけれど、きっかけがあれば溢れだす不安な気持ちがあると書かれています。子育て中の母親たちも気持ちが折れそうになるのを必死で堪えている、この気持ちを誰かに分かってほしいと話していたことと重なりました。一日も早く除染を進め、健康対策を打ち出す行政のメッセージが求められているのを強く感じています。帰り際に福島南高校の先生に声をかけられ、先日の卒業式出席のお礼の言葉を掛けられました。卒業生が退席の時に、クラス全員が大きな声で「ありがとうございました」と述べるクラスがいくつかあり、生徒たちの気持ちを率直に表すのは先生にとっては感慨深いものがあるのではないかと感じました。卒業式の様子も変わってきたのかなと思い、校長室に戻って来賓で参加された皆さんとその話をしたところ、受け止めは様々なようでした。

子供たちには伸び伸びと成長してほしいと願ってやみません。

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