宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

15日、東電が生業裁判原告家族を差別、追加賠償後回しは直ちに是正をと東電と交渉。

 15日、生業裁判原告団弁護団と復興共同センターは、東電の追加賠償支払いで、原告の家族に対する追加賠償を払わず後回ししたている実態を示し、直ちに是正し支払うよう求める交渉を行いました。ここには約30人が参加。弁護団からは、生業裁判の原告がいる世帯の原告でない方への追加賠償が殆ど払われていないため、多くの問い合わせが来ている実態を示し、これは明らかな差別と指摘。裁判は東電のとるべき対応を教えてやったのにその原告世帯への差別的扱いは明らかに裁判妨害だと抗議しました。

 東電は、世帯の賠償額確定に時間がかかったことはお詫びする。6月末までに賠償額を確定したいと述べました。これは、後回ししてきたことを事実上認める発言です、その件数を聞くと生業原告2500世帯の中で請求書が届いているのは1800世帯あり、この殆どが未払いであることを認めました。

裁判の原告を追加賠償から外すのは事務的に難しいことではなく、システムに組み入れれば済む問題です。世帯の賠償額確定に時間がかかるというのは見え透いた言い訳そのもの。こんないじめ、嫌がらせは直ちに是正せよと一斉に怒りの声が上がりました。東電は今月末までに対応策を文書回答することになりました。

 

15日、ご近所の方から補聴器購入補助是非と実現してと。

 14日、地元町内会総会で挨拶したのですが、参加したご近所の方からに補聴器付けているが実はほとんど聞こえていなかった。補聴器購入補助は是非実現してほしいと要望されました。この方が使用する補聴器は両方で50万円、しかも聞こえ方が変化するためその人に合ったチャンネルにするために5年程度で買い替えが必要だと言います。南相馬市が始めており、今年度から川俣町でも非課税世帯が10万円、その他が7.5万円を限度に補助することに。

県が補助制度を作れば全県に適用できます。かつて、白内障の眼内レンズ手術が保険適用になったように、保険で救済するのが本人負担が少なく済む方法ではないかと感じます。

13日県、市議会報告会。福島市のシルバーパス改悪への意見が続出。高齢者に優しい福島市へ求め署名運動開始へ

 13日、共産党の市議団との共催で、福島市で初めて県と市議会の合同報告会を開催し70人が参加しました。高齢化が進む中で、福島市が行ってきた75歳以上を対象にしたバス、電車代の無料制度ももりんシルバーパスは他の市町村からも羨やむ声が出る温かい支援制度です。それを市は利用制限をかけ、一人の利用限度額を年間2万円に、タクシーと併用ではタクシーの限度を1万円に、しかもマイナンバーカードを利用した方法にするとの案が既に提示され、今年度かけて新たな制度を立ち上げるとして検討し来年度からスタートするとしています。

 市は、一人で67万円も利用した人がいたことが見直しを必要とする最大の理由にしています。しかし、平均の利用額が2万円程度、利用率は対象者の32%に留まっており、見直さなければならない理由はありません。バスが来ない、バス停まで遠く利用できないなどの不公平は、タクシーと併用することで解消できるもの。タクシーとの併用に1万円の限度額を設けることも不合理です。

 高齢の福島市民が安心して老後を福島で送れるようにすることこそ福島市政の責任、仕事ではないでしょうか。参加したある高齢者は、「75歳で免許証を返納したのはこの制度があるからなのに、利用制限されたら困る。免許がなくなり活動範囲はすごく狭くなった」と言います。元気高齢者を支援する温かい福島市政を目指し、これから署名運動に取り組むことになりました。ご協力をお願いいたします。