宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

10日、公的病院の統廃合問題で福島市医師会事務局と懇談。地域の実情を無視した国のやり方はおかしいと

 10日、福島市議団とともに福島市医師会を訪問し、公的病院の統廃合問題で事務局長と懇談。福島市では済生会福島病院が名指しされています。医師会は、地域の医療事情を抜きに、国が勝手な統廃合案を出してくること自体が可笑しい。県も国の方針をそのまま地方に持ち込むのではなく、県内の地域ごとの医療事情をよく見てほしいとの注文が。福島市の医療提供体制も弱体化が避けられず、産科、小児科の医師不足に加えて、麻酔科医の不足等で手術できない病院が出ているため、そのバックアップ体制を作る話し合いを始めているとのこと。いずれにしても、絶対的な医師不足があり、この解消なしには国が言う医師の働き方改革もできないと述べています。

県が先月発表した医師の偏在を是正する計画では、県北は医師が足りているとして、増員する地域に含まれていない点で、これは福島医大病院があるためで、医大の役割は全県的。医療圏で見るときは医大は外すべきだと話します。まさにその通りです。医療の問題を財政面からのみ見るのは危険です。地域の住民が安心して医療を受けられる体制をいかにつくるかこそか政治の役割です。

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