宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

渡利地区の放射線量測定に基づき福島市に要望書提出し懇談

 7月5日に福島市復興共同センターが行った渡利地区放射線量測定結果に基づき、福島市除染対策課に要望書を提出し懇談しました。

 要望したのは、小学校や中学校の通学路の空間線量が高い傾向があるので優先して除染を行うこと。山際で線量が高いので山の除染を行うこと。仮置き場の搬入の際の飛散防止対策を行うこと。除染の目安とした0.23μシーベルトは変更せずに国に対して財政措置を求めることです。

 市の担当課は、渡利地区の仮置き場が秋口には搬入できることになったので、学校の通学路の側溝と道路を最優先で除染を行う方針で発注の準備に入ったことを明らかにしました。実際に搬入開始できるのは11月ごろになるとの見通しで、来年3月末までの工期で考えているとのことです。側溝の土砂あげ、高圧洗浄で洗浄と丁寧な作業が必要で時間がかかるのは了承してほしいと述べましたP1040303

 福島市としては0.23μシーベルトの目安は、変えるつもりはないことを表明。参加者から、国が除染の目安を引き上げようとするのは予防対策の観点から見ても正しくないのではないかと指摘し、市としてただ現状通りというだけでなく、国に対してハッキリ指摘すべきだとの意見を述べました。