宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

教育現場の皆さんと懇談。学力偏重ではなく、子どもたちに寄り添える教育環境の実現こそ現場の要望

 28日、教育現場の皆さんと懇談。福島県の学校現場が抱える特有の課題は今も山積。子どもたちは何度もの避難の繰り返しをへて、学力低下や、自らの要求を口に出さないなど、様々な問題も明らかにになっている。一人ひとりに丁寧に対応したくても時間が取れず、ブラック企業と同じ状況に置かれている。いつ過労死してもおかしくないし、子どもがいつ不登校や自殺に追い込まれてもおかしくない実情だと言います。

 福島県が全国に誇れる30人学級や30人程度学級のための必要教員は、正規ではなく常勤講師で賄われており、この部分を正規雇用にするだけでも教員の雇用環境は改善されます。

 また、国の帰還促進策に学校が利用されているのは、子どもの立場に立っていないのではとの指摘も。若い教師も避難解除されたばかりの地域は、ここで結婚して子育てしていいのかと不安が大きく赴任したくないとの思いがあると言います。学校もインフラとの位置づけはおかしいと指摘がありました。