5日、12月県議会定例会が開会。知事が提案説明で冒頭に原発問題に触れ、原子力災害は自然災害とは大きく異なる前例のない重い課題を抱えており、福島の復興は長い戦いとなると述べ、これまでとは異なるトーンで原発被害を語ったことに注目しました。しかし、同時に県が自主避難者の住宅明け渡しの裁判を起こす議案を提案したことには触れません。
教育署名1万9338人分を議長に提出。吉田栄光議長は、大震災と原発直後とは事情が変化していることを踏まえた議論が必要だとの認識を示しました。県議団との懇談では、南会津地方には特別支援学校が無いため西郷村の宿舎に入っている事例や、会津若松市にアパートを借りて子どもを通学させている事例などが報告され、改めて特別支援学校設置要望の切実さが浮き彫りとなりました。教師の多忙化問題では部活動の改善も訴えられ、ました。国はチーム学校で外部からの人材活用を掲げていますが、教師を増やすことこそ一番求められる対策だ指摘する声も上げられました。