宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

13日県、市議会報告会。福島市のシルバーパス改悪への意見が続出。高齢者に優しい福島市へ求め署名運動開始へ



 13日、共産党の市議団との共催で、福島市で初めて県と市議会の合同報告会を開催し70人が参加しました。高齢化が進む中で、福島市が行ってきた75歳以上を対象にしたバス、電車代の無料制度ももりんシルバーパスは他の市町村からも羨やむ声が出る温かい支援制度です。それを市は利用制限をかけ、一人の利用限度額を年間2万円に、タクシーと併用ではタクシーの限度を1万円に、しかもマイナンバーカードを利用した方法にするとの案が既に提示され、今年度かけて新たな制度を立ち上げるとして検討し来年度からスタートするとしています。

 市は、一人で67万円も利用した人がいたことが見直しを必要とする最大の理由にしています。しかし、平均の利用額が2万円程度、利用率は対象者の32%に留まっており、見直さなければならない理由はありません。バスが来ない、バス停まで遠く利用できないなどの不公平は、タクシーと併用することで解消できるもの。タクシーとの併用に1万円の限度額を設けることも不合理です。

 高齢の福島市民が安心して老後を福島で送れるようにすることこそ福島市政の責任、仕事ではないでしょうか。参加したある高齢者は、「75歳で免許証を返納したのはこの制度があるからなのに、利用制限されたら困る。免許がなくなり活動範囲はすごく狭くなった」と言います。元気高齢者を支援する温かい福島市政を目指し、これから署名運動に取り組むことになりました。ご協力をお願いいたします。