宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

アメリカが日本に桃の輸入解禁を要求。福島県、山梨、長野県に国が説明。紙参院議員の質問で明らかに

 7日の参院で紙智子参院議員が質問に立ち、アメリカが日本に対して桃の輸入解禁を求めていることが明らかになりました。アメリカの桃にはコドリンガと言う蛾が寄生しており、輸入の際の検疫での発見は困難なため、これまでは輸入を認めていませんでした。アメリカの要請があれば調査は拒否できないため、これから植物防疫に関する調査に入るとしており、影響が大きい山梨、福島、長野の各県とJAに説明を行ったと言うことです。調査には数年はかかるだろうと見られています。

 このコドリンガはバラ科の果樹に寄生する蛾の一種で地中海ミバエとともに2大病害虫と言われ、日本に入ってきたら生産地への影響は計り知れません。既に昨年の8月にはアメリカ産のスモモが解禁されており、これに追い打ちをかけた形です。

県北の果樹産地ではまだこの事実も知らされておらず、今後大きな問題にしていかなければなりません。